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鳩ヶ谷

法性寺のクスノキ

鳩ヶ谷駅から歩いて10分ほどの法性寺は、江戸城を築城したことでも有名な室町時代の武将・太田道灌が創立した廃寺跡に、1498年(明応7年)に修行のため鳩ヶ谷に旅をしてきた震龍禅師という方によって再興されたと言われています。
その法性寺の裏山にひときわ高くそびえるクスノキは、胴周り4m60cm、枝張り20m、高さ22~23mもあって川口周辺ではトップクラスの巨木と言われ、森の中にあることから、自然に繁殖したものとみられており、寺の歴史から樹齢500年以上と推測されます。

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石段を上がって、足利時代末期の作と伝えられる山門をくぐると、本堂を正面にして右手後方に枝先を確認することができますが、客殿におじゃますると、創庭年代不詳の静寂な庭園の先に根を下ろしている大木を見ることができます。

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境内や裏山には、クスノキのほか、スダジイ、シラカシ、タブノキ、ツツジなど、多数の古木が自生するほか、四季折々の野鳥が飛来し羽根を休めており、かつて昭和30年代ごろまでは付近の小学校の遠足の場となり、地域の人たちから親しまれてきました。
今では、住宅街の中では貴重な存在だとして、1979年(昭和54年)に埼玉県指定の「ふるさとの森」に、2012年には川口市に移行する形で「保全緑地」の指定を受けています。

※毎週土曜日、日曜日の午前中は法要のため、境内への立ち入りをご遠慮いただく場合がございます。また、客殿に立ち入って見学をご希望の場合は、事前にお電話をお願いいたします。


法性寺のクスノキ(玉龍山法性寺)
住所:〒334-0001 埼玉県川口市桜町1-11-51
TEL:048-283-1281