今回私が訪れたのは、戸塚安行駅1番出口より徒歩20分の「川口緑化センター」です。川口緑化センターは川口市の施設で、植木・花・盆栽・造園などの緑化産業が盛んな川口市の安行地域において、植物に関する展示会や講習会などのイベント開催と緑に関する情報発信の場となっており、道の駅「川口・あんぎょう」が併設されています。

川口緑化センターには常設の園芸販売店があり、屋外の植木広場においては、地元の植木屋さんが育てた植木が多く販売されています。施設入口より入ったすぐそばには、「根巻き」をされた大きなゴヨウマツがありました。根巻きとは、植木を別の場所に植え替える際、可能な限り木にダメージを与えないために用いられる伝統技術で、土を付けたままの根を、麻やわらでできた布と縄を使って包むことを言うそうです。また、ゴヨウマツをこの形と大きさに仕立てるまでには、60年程度かかるとのことでした。

ガラス張りの建物（アトリウム）の中に入り、一際目を引いたこちらのベンジャミンの木は、ゴムノキの仲間で、背丈が4～5ｍもありました。売り場には、鉢に入れられ、同じ位の高さのベンジャミンが4点ほどありましたが、他ではあまり扱っていないため、大変人気で全て売約済みとのことでした。

その他にも季節の花苗や野菜苗、インドアで楽しむ観葉植物、多肉植物、切り花、ハーバリウムなど、多種多様な植物を取り扱っており、特に季節を感じるピンクのアジサイが印象的でした。

川口緑化センターには、園芸販売店以外にも、そば・うどんを提供している軽食コーナーや、レストラン、お菓子売店があり、緑を見ながら休憩することができます。1階お菓子売店では、安行地域で取れた桜の花びらや山椒の葉、ゆずの皮（ピール）を使った樹里安アイス、４階管理事務所では、川口緑化センターオリジナルグッズ（緑花ガイド、ジュリアン缶バッヂ）も販売しております。
※樹里安アイス各270円、緑花ガイド600円、ジュリアン缶バッヂ（4パターン有）各100円

みなさんも植物の新たな魅力を発見しに、川口緑化センターを訪れてみてはいかがでしょうか。

川口緑化センター
開所時間：9時～18時（園芸販売店は冬季営業時のみ9時～17時）
定休日：年末年始（12月29日から1月3日）、年2回の施設点検日
住所：埼玉県川口市安行領家844-2
TEL：048-296-4021
URL：http://www.jurian.or.jp/