埼玉高速鉄道

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SRが語るCSRの取組み

「安全」のために
何ができるか?

鉄道統括部運輸部運輸所指導乗務係
瀨戸 かほり

SRが語るCSRの取り組み 「安全」のために何か出来るか? 鉄道統括部運輸部運輸所指導乗務係 瀨戸 かほり

- 乗務の仕事内容と、「安全」のために日頃努力していることについてお聞かせ下さい。

電車の運転士としてお客様の命を預かり、安全に目的地までお運びする役割を担っています。また、最近は「指導乗務係」になったため、新しい乗務員の指導も行っています。

勤務時間は分刻み、運転業務は秒刻みで決められているため、時間厳守は乗務員としての義務です。そのため、出勤日はもちろん、プライベートの待ち合わせや約束でも時間前行動を徹底しています。

また、私はじっとしていられないタイプなので(笑)、ジム通いや趣味のサッカーで日頃から身体を動かすことで体調を管理しています。

- 埼玉高速鉄道として、今後も伸ばすべき点や良い点をお聞かせ下さい。

他社と比べてダイヤ乱れが少ないということですね。大きな遅延は、年に数日程度しか発生しません。また、他社の路線でトラブルが起きた時、振替輸送のニーズが大きいので、当社が潜在的に必要とされているのではないかと思います。

また、鉄道会社というと、「男社会」のようなイメージがありますが、実際は女性が働きやすい場所だと思います。「女性だから」というアピールも必要ありません(笑)。宿泊施設が別々に用意されるなど、女性だから不便だと思ったことはありません。

- ハードな業務でも、女性が働きやすい職場づくりというのは、男女共同参画につながる非常に良い取り組みですね。そういえば、他の方と話した際に、埼玉高速鉄道は教育熱心な会社、という印象を受けましたが、その点はどうでしょう?

確かにそう思います。業務上の教育以外にも、不足していると思えば業務の合間に「少人数教育」を行ったり、点呼の際に知識確認を行ったりします。また、最近は乗務員同士で今までに起きた故障やトラブルを共有し、対処方法をまとめたハンドブックを自主作成し、運用しています。こういった自発的な取り組みは、みんな安全に対する「使命感」の表れだと思います。

乗務(運転)は鉄道業の核心を担う部門であり、安心や快適さなど、鉄道業が持つさまざまな価値の基礎となる「安全」の最前線ともいえます。その安全を実現するために、技術的な取り組みだけでなく、使命感に裏付けられた自発的な取り組みやセルフコントロールが行われているという点は、この会社の士気の高さがうかがわれます。

また、長らく男性ばかりの業界で、女性乗務員はまだまだ少ない存在ですが、そのような状況で、鉄道業の最前線にいる女性乗務員にとって「働きやすい職場」であることは、埼玉高速鉄道が多様性と活力ある企業文化を創造していると評価できるのではないでしょうか。